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化学繊維の種類④(アクリル繊維)

化学繊維の種類

生地の基礎知識として、代表的な化学繊維の特徴をご紹介します。

□ アクリル繊維

アクリルは比重が1.14~1.17と軽い繊維で、ふっくらとした感触と適度の保湿性を持っています。また、染色堅牢度が非常に良いために、他の繊維と混紡して鮮やかな色彩織物や編物を容易に作ることができます。合成繊維の中では最も羊毛に似ており、柔らかく、暖かみのある肌触りの繊維とされています。

<長所>
① かさ高で軽く、柔らかくて保温性が良く暖かい。羊毛に似た感触を持つ
② 耐候性が極めて良く、変退色がほとんどない
③ 鮮明で堅牢な染色が可能
④ ハイバルキーヤーンの製造が可能

<短所>
① 熟に弱く低温(80度くらい)で柔らかくなる。アイロン掛けには注意が必要
② 吸湿性が悪い (親水基を持たないなどのため)
③ ピリングができやすい

<用途>
① 衣料用ではセーター、スポーツウエア、カーデイガン、靴下、肌着などのニット分野。ほかに大きな分野として毛布がある
② 衣料用以外ではカーテン、カーペット、敷物、テーブルクロス、いす張り地、かつら、国旗、峨(のばり)、軽テント、ぬいぐるみなど
③ 塩化ビニルを結合させたアクリル系(短繊維の使用のみ)は難燃性があり、病院のカーテンや劇場の緞帳(どんちょう)、いす張り地、人工毛皮(イミテーションファー)など